来月、88歳という節目を迎える伊東四朗さん。
その年齢をまったく感じさせない軽妙な語り口と、独特の存在感で、今もなお多くの人々を魅了し続けています。
そして今年、第50回「菊田一夫演劇賞」特別賞を受賞!
その授賞式でのスピーチが、またもや「さすが伊東四朗!」と話題に。
会場を爆笑の渦に巻き込んだ、ユーモアたっぷりの一言とは…?
昭和から令和にかけて日本の芸能史を歩んできた伊東さんの**現在(いま)**を、改めて見つめてみましょう。
伊東四朗は何歳?
2025年6月15日で88歳になります。
1937年、東京都浅草で生まれた伊東さんは、戦後の混乱期を生き抜き、昭和・平成・令和と
三つの時代を横断する俳優となりました。
88歳というと、「米寿」とも呼ばれる節目の年。
多くの芸能人が引退を選ぶ中、伊東さんは今も現役バリバリで舞台やテレビ番組に出演しています。
特に注目されたのは、2024年の舞台『帰ってきたクロスケくん』。
この作品では、伊東さんが長年培ってきた演技力とコメディセンスが存分に発揮され、観客から拍手喝采を浴びました。
芸歴は何年?
伊東四朗さんの芸能界デビューは1958年。
それから数えて、2025年でなんと67年の芸歴になります。
最初はコントグループ「てんぷくトリオ」の一員としてスタート。
仲間の戸塚睦夫さん、三波伸介さんとともに、昭和のテレビ黄金期を支えました。
その後、バラエティだけでなく、ドラマや舞台にも活躍の場を広げ、
シリアスな役からコミカルな役までこなす**“オールラウンド俳優”**として幅広い世代に親しまれています。
また、伊東さんはセリフの間(ま)とタイミングの名手としても知られ、後輩俳優からの信頼も厚い人物です。
電線音頭とは・・・?
伊東四朗といえば、やはり忘れてはならないのが**「電線音頭」**です。
1970年代後半、NHK『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』のコント内で生まれたこの音頭は
社会現象的ヒットとなりました。
「電線に〜スズメが三羽止まってた〜♪」という歌詞と、
コミカルな振り付けが人気を呼び、子どもから大人まで口ずさむ国民的ネタに。
このヒットをきっかけに、伊東さんは「国民的コメディアン」としての地位を確立。
以降のテレビ番組でも、たびたびこのネタを披露しては、観客の笑いを誘ってきました。
笑いの本質を知っている人だからこそ、時代を超えて愛され続けるのです。

まだまだ元気‼
菊田一夫演劇賞の受賞スピーチでは、
「ご覧の通りじいさんです」
と、会場の笑いを一気にさらいました。
実際、今もテレビCM、バラエティ、舞台などで活躍中。
最近では、若手芸人との共演にも積極的で、共演者からは「本当におじいちゃん?」と驚きの声も。
また、健康の秘訣を聞かれると「笑っていること。人を笑わせていると、自分も元気になる」とコメント。
**「生涯現役」**という言葉が、これほど似合う人もいないでしょう。
まとめ
伊東四朗さんは、来月88歳という年齢を迎えながらも、第一線で活躍し続けるレジェンド。
その芸歴67年の重みは、ただ長いだけではなく、時代ごとの笑いと感動を私たちに届けてくれた証です。
「電線音頭」で笑いを届け、「演劇賞」で実力を証明し、
今も変わらぬユーモアで人々の心をつかむ伊東さん。
これからも変わらず、元気で、ちょっとお茶目な伊東四朗さんを応援していきたいですね。