“闇と哀愁のコント師”こと空気階段。
2021年の『キングオブコント』優勝以降、テレビでもラジオでも引っ張りだこの人気コンビだ。
だが、最近になってファンの間ではある違和感が囁かれはじめている。
それは、
「空気階段、もしかして不仲なのでは?」
表立ったトラブルは一切ない。
むしろネタもトークも絶好調。だが、その裏で見え隠れする**“温度差”と“すれ違い”**が、
ネットやSNSで「距離感がちょっとおかしい」と話題になっているのだ。
コンビの2人に何が起きているのか。
事実に基づき、空気階段の“不仲説”をひも解いていく。
目次
もぐらの“借金芸人”卒業に漂う変化の空気
芸人・鈴木もぐらといえば、
**“ギャンブル・借金・家庭持ち”**という異色のバックグラウンドで知られている。
特にインパクトを残したのは、かつて700万円超の借金を抱えていたという事実。
芸人仲間や事務所にまで借金を重ね、どん底の状態で芸人を続けていた。
しかし、2022年ごろから**「借金がほぼ完済された」と公言**するように。
テレビやラジオでも「もう闇金には頼らない」と笑いながら語っている。
喜ばしい話のはずだが、
一部のリスナーやファンからは**「もぐらのキャラ、変わってきてない?」**という声があがっている。

かつての“人生ボロボロ”な雰囲気が薄れ、
最近では育児や住宅ローンについて語る“普通の父親”になりつつあるのだ。
その変化に対し、かたまりとのコンビ感に微妙なズレが出てきているのではないか――。
そんな指摘が増えている。
かたまりが再婚を報告 あっさりしたもぐらのリアクションが波紋
もう一人の空気階段・水川かたまりは、恋愛でも波乱万丈な人生を歩んでいる。
2020年に初婚、しかしわずか半年で離婚。
2023年には、女優・青山フォール勝ちさんとの再婚を報告し、ネットを騒がせた。
驚くべきは、そのタイミング。
ラジオ『空気階段の踊り場』で再婚をサラッと報告した際、
もぐらの反応は**「あ、そうなんだ」「へぇ〜」と、かなり淡白**だったのだ。
祝福ムードになるかと思いきや、一切盛り上がらない2人の会話に、
ファンの間では「なんか変じゃない?」という違和感が広がった。
「仲いいはずなのに、なんでこんなに他人行儀なの?」
「もぐら、ちょっと距離取ってない?」
と、SNSではちょっとした炎上状態に。
もぐらの私生活が落ち着く一方で、
かたまりは“また恋に走る男”として注目される。
ライフステージのズレが、微妙な空気感を生んでいるようにも見える。
過去にも不仲説?ラジオで見えた“温度差”と“すれ違い”
実は空気階段、以前から“仲がいいのか悪いのかわからない”コンビとして知られていた。
ラジオ『踊り場』では、互いをあまり褒め合わず、
毒のあるツッコミやスルー気味のリアクションが多く見られる。
たとえば、かたまりが恋愛トラブルを語っているとき、
もぐらがまるで“関心がない風”に流す場面も多々ある。
逆にもぐらの家計の話になると、
かたまりは“半笑いでツッコミながらも、どこか引いている”様子もある。
こうした温度差が「もしかしてガチで仲良くないのでは?」とたびたび話題になるのだ。
実際、本人たちも
「別にプライベートで一緒に遊んだりしないです」
「空気階段というコンビは、ある意味“仕事上の関係”」
と語っており、ベタベタしない関係性であることを隠していない。
コンビでいる意味とは?2人が語った“空気階段”という距離感
にもかかわらず、2人は解散する気配をまったく見せていない。
それはなぜか?
じつは空気階段の2人は、
「ベタベタしないからこそ、長くやれる」と公言している。
2021年『情熱大陸』では、かたまりがこんな発言をしていた。
「仲がいいからコンビでやるんじゃなくて、
一番いいものが出せると思うから一緒にやってる」
もぐらもまた、
「かたまりが一番、俺の演技をわかってる」
と語っており、信頼関係は“言葉を超えたところ”にあるようだ。
つまり、表面的には不仲に見えても、
実際は互いの実力と世界観を最も理解しているのがこの2人なのだ。
ファンの声に見る「変わらないでほしい」と「今が一番いい」の交錯
SNSでは空気階段に対して、こんな声が目立っている。
「昔の泥臭い感じが好きだったな」
「今のほうが安定しててネタに集中できてる気がする」
「あの距離感が空気階段らしさなんじゃない?」
つまり、“昔の空気階段”を惜しむ声と、
“今の成熟した空気階段”を歓迎する声が交錯しているのだ。
そして、多くのファンが気づき始めている。
“仲がいい・悪い”の次元では語れない、
空気階段ならではの距離感と信頼感があることに。
まとめ
空気階段に浮上している“不仲説”は、
事実として見ると“違和感”こそあれ、決定的な亀裂は見当たらない。
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もぐらは家庭を持ち、借金を清算
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かたまりは恋愛を繰り返し、再婚という人生の転機を迎える
人生のステージはバラバラでも、
舞台に立てば最高の笑いを作り出す。
これこそが“空気階段”というコンビの真骨頂なのだろう。
仲良しではない。だが、信頼している。
その微妙なグラデーションこそが、空気階段の最大の武器であり、魅力なのかもしれない。
今後の活躍と変化も、楽しみに注目していきたい。